ベールダウンとは、挙式の直前に新婦のベールを
お母様や大切なひとにおろしてもらうセレモニーで、
ふたつの意味があるそうです。
一つは魔除けの意味。
ヨーロッパでは、結婚式当日に花嫁が教会へ向かう
途中に悪魔にさらわれるという古い迷信があり、
そこで母親が花嫁の顔にベールをかぶせ、
悪魔に見つからないように教会に向かったと
言われています。
ベールには「大切な娘を邪悪なものから守って
くれますように」という母親の愛が込められて
いるのです。
もう一つは、母親が娘を手伝う最後の身支度。
母親は娘が生まれてからずっと成長を見守り、
大切に育ててきました。
結婚式当日に花嫁のベールをおろすのは身支度の
仕上げです。
生まれてからずっと願ってきた「幸せになってね」
その気持ちを込めて、花嫁の身支度を完成させます。
ベールダウンを行う時は、お母様にもその意味を
伝えると、より感動的な心に残る時間になるのでは♪
さらに、新郎が新婦のベールを上げるベールアップ
にも意味があって、魔除けを取り払って
「これからは新郎が新婦を守ります」という
決意表明とされているのです☆
また、挙式で指輪交換をするのは何故でしょうか?
歴史を紐解くと、指輪交換は中世のヨーロッパの
結婚式で行われたのがはじまりだそうです。
指輪を信頼の証として交換することで、家同士の
結びつきを強め、永遠をあらわす円形の指輪を
交換することで、ふたりが交わした永遠の愛の
誓いを目に見える形として、示すといった意味が
あるのだとか。
そして、左手の薬指にはめるのは
かつては左薬指の血管は心臓に直結していると
信じられていたからで。
お互いの左薬指に結婚指輪をはめることは、
ふたりが永遠に結ばれることを意味しているのです。
一つひとつの意味を知り、挙式にのぞむとグッと
感動も深まりますね。