結婚式のスタイルを考えた時に「挙式はどうしよう?」と相談されることと思います。キリスト挙式、人前式、仏前式、神前式・・・と色々なスタイルがございます。良く耳する「神前式」ですが、あまり想像がつかないですよね?まず、神前式についてとおすすめポイントをご紹介させていただきます。
「神前式」は、神道の神々に誓いを立てる日本ならではの挙式スタイルです。神道とは、古来から続く八百万(やおよろず)の神様への信仰に、仏教などが影響して受け継がれてきた日本独自の信仰です。神事を行う神主が結婚を伝える祝詞(のりと)を奏上し、三三九度の杯を交わして玉串をささげ、夫婦の契りを結びます。現在のような神社で行う形に整えられたのは、1900(明治33)年に行われた大正天皇のご成婚が最初といわれています。その後一般に広まったのは、第二次世界大戦後でした。
今では、結婚式をする方の約16%が神前式を選ばれていて、そのうちの約1/4がホテルの神前式場で行われております。
次に神前式のおすすめポイントです。ポイント①神前式といえば、白無垢のイメージが強いのではないでしょうか。 一般的に知られている意味として、「相手の家の色に染まる」という思いが込められているそうです。日本人女性らしい、奥ゆかしさを感じます。見た目にも美しいのもまたひとつ。 着ると背筋も延びて気持ちも改まった、という方もいらっしゃいますし、内面までも引き締めてくれるみたいですね。白無垢は花嫁の凛とした美しさを引き立ててくれるのです。
ポイント②は神前式はご新郎様が大活躍する挙式という点です。神前式では、三三九度・玉串拝礼の儀・親族杯の儀・といったような儀式を行います。中でも大切なの儀式が「誓詞奏上」です。こちらはご新郎様に、神様へ結婚の報告、次に、出会えた縁に感謝する言葉や、これからも助け合っていくといった夫婦の誓い、そして締めの言葉を読み上げていただきます。ご新郎様の頼もしい姿に、新しい発見があるかもしれません。
ポイント③は、神前式は家族との繋がりを大切にした挙式だということです。「家と家を結び付けるのが結婚式」という考えに基づいて、神職と巫女が縁結びの儀式を執り行うのが神前式の挙式です。
新郎新婦と参列者の心身を清める「修祓の儀」から始まり、三三九度として知られる御神酒を交わす夫婦契りの「三献の儀」、誓いの言葉を読み上げる「誓詞奏上」、神様が宿るとされた榊にの枝に紙垂や麻を付けた玉串を捧げる「玉串拝礼」には神様と人の心をつなぐ橋渡し役とも言われております。ひとつひとつの所作に大切な意味が込められていて、さまざまな儀式を通してけじめをつけることができ、心が引き締まっていきます。親族一同で御神酒をいただく「親族盃の儀」では、新郎新婦だけでなく両家も結ばれるため、親子や親族同士の繋がりを強く感じられるのが魅力です。ひとつ、ひとつの儀式を丁寧に行っていくことで、おふたりだけでなく、家族の絆が結ばれることも魅力のひとつです。
グランドニッコー東京 台場には、「彩雲殿」というエリアで唯一の本格神殿がございます。挙式を執り行うのは、伊勢神宮の御祭神、天照大御神ををお祀りしている芝大神宮です。巫女による「豊栄の舞」や雅楽の生演奏とともに進行する古式ゆかしい日本の結婚式となります。この台場エリアは、海、空、緑、光を感じる「都心のリゾート」というイメージがございます。そんなリゾートを感じる場所で、日本の伝統的な「神前式」にて挙式を執り行うのも、素敵だと思いませんか?彩雲殿の魅力の続きは、ご来館の際にたっぷりとご紹介させていただきます。